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エンジンオイル

MOTUL 300V Factory Line 5W-40

皆さん、4ストバイクのオイルは何を使っていますか?

たぶん、メーカー純正と、それ以外は Wako's、カストロール、モチュール、 シルコリンあたりが定番と思っていますが、どうでしょう。

自分は、'90 GSX-R750 時代はスズキの純正オイル、 '96 CBR900RR 時代はホームセンターなどで格安で手に入ったカストロールのシントロンを主に使っていたのですが、 最近はモチュール 300V Factory Line 5W-40 を使っています。

モチュールはエステルベースのオイルで、PAO と比較すると、熱安定性などはエステルの方が優れているそうですし、 エステルは金属の表面に電気的に吸着するのでドライスタートが防げるなどのメリットもあるそうで、 そういうことを聞かされて洗脳され、いつの間にかモチュールを使うようになりました。 1 リッターあたり 3 千円を超える価格は貧乏人の自分にはかなり厳しいですけど。

モチュールでなくても 100% 化学合成油ならほとんどのオイルにエステルは 20 ~ 30% 含まれているそうで、 それならモチュールでなくてもいいんじゃないかとも思うこともありますが、 モチュール中毒になったようで止められません。(^_^;)

粘度は、以前は冬でも Competition 15W-50 を使っていましたが、 冷えたエンジンの始動時にかなりオイルによる抵抗が大きい(セルが回りにくい)のを感じましたし、 オイルがヘッドに回りにくいため始動時のカチカチ音(タペット音)がなかなかやまず、 エンジンへのダメージを想像させて精神的に良くないので 5W-40 に変えました。

それが 2004 年の話で、5W-40 はバイク用の 300V で当時最新の Factory Line のみにしかありませんでした。 モチュールによると、低粘度による低温時の始動性の向上や磨耗の減少、 高温時のオイルの循環の容易さとオイルによる冷却の改善、耐摩耗性を犠牲にすることなくパワーの向上が得られ、 性能は 10W-40(当時のスポーツ)や 15W-50(当時のコンペ)より優れていて、特に最新のマルチエンジンに適しているとのことでした。

実際に使ってみてその通りだと思いました。まぁ、洗脳されているせいだということも若干はあったかもしれませんが。 でも、エンジンが軽く回るようになり、吹けあがりが大幅に良くなったことだけは実感できました。 ボトルに 5% パワーアップが期待できると書いてありましたが、感覚的にそんな感じがしました。 下手なチューンアップよりも効果があるかもしれません。

というわけで、2004 年以来オイルは 300V Factory Line 5W-40 を使い続けています。

製造年週のマーク

ところで、モチュールのオイルは、ボトルを見ると製造年/週が分かるのをご存知でしょうか?

写真はボトルの底の製造年と週のマークです。この例では 2007 年の第 21 週に製造されていることがわかります。

モチュールによると、品質が保証できるのは製造日から 2 年だそうで、 買うときはこれをチェックして 2 年を超えたものは買わないほうが良さそうです。 自分が使っている正規輸入品が置いてある店では、今までのところ 2 年を越えたようなものは置いてなかったので、 そこまで神経質にならなくてもたぶん大丈夫だとは思いますが。

でも、自分の場合は 1 日でも新しいのが欲しいので、棚に並べてあるのをいちいち全部チェックして、 中でも一番新しいのを選んで買うようにしていますが。(^_^;)