by WebSurfer
9. January 2026 14:28
先の記事「Visual Studio 2026 をインストールしました」で Visual Studio 2026 の特徴の一つに「AI 駆動開発の進化」があると書きました。そのあたりについて少し勉強しましたので以下に調べたことを書いておきます。

「AI 駆動開発の進化」というのは何かですが、簡単に書くと、バイブコーディング (Vibe Coding) のサポートを強化したということのようです。
自分は、バイブコーディングというのは生成 AI に 100% 依存してコードを書いてもらうということだと思っていましたが、ググって調べてみると必ずしもそうではなく、AI を利用したツールの助けを借りて、自らの責任で行う開発・成果物の作成を加速するという方法が実務では一般的なようです。(将来 AI が飛躍的に進化したら形態が変わるかもしれませんが少なくとも今のところは)
そのあたりは Google Cloud の記事「What is vibe coding?」(日本語版もあります) に分かりやすい説明がありました。
その記事に書いてある "Pure" vibe coding が生成 AI に 100% 依存してコードを書いてもらうこと、Responsible AI-assisted development が AI を利用したツールの助けを借りて開発を加速するということのようです。記事の Responsible AI-assisted development の説明を抜粋すると以下の通りです。
"Responsible AI-assisted development: This is the practical and professional application of the concept. In this model, AI tools act as a powerful collaborator or "pair programmer." The user guides the AI but then reviews, tests, and understands the code it generates, taking full ownership of the final product."
注: Responsible なのはユーザーです (AI ではありません)。また、本文中の ownership という言葉は「主体的な責任・当事者意識」を意味します (所有権ではありません)。なので、"taking full ownership of the final product" は「最終成果物に対して、ユーザーが当事者意識を持った主体的な責任を持つ」という意味になります。
では、Visual Studio 2026 での「AI 駆動開発」というのは何かですが、上の Google Cloud の記事で言う Responsible AI-assisted development という方法で、AI ツールに GitHub Copilot を利用し、それに「ペア プログラマー」としての役割を担ってもらうという形になります。
具体的には GitHub Copilot に記事に書いてあるように "エディターを最強のアクセラレーターに変換: エディター内の GitHub Copilot が、コンセプトの説明、コードの保管、編集の提案、エージェント モードでのファイルの検証といったあらゆる作業を実行します。" ということだそうです。
Visual Studio で GitHub Copilot を使う際の説明が Visual Studio の Copilot Free に書かれています。
それに書かれているように、Visual Studio で GitHub Copilot を使えるようにするには、自分の GitHub アカウントが Visual Studio に追加されている必要があります。詳しくは Microsoft のドキュメント GitHub アカウントを Visual Studio キーチェーンに追加するを見てください。
GitHub アカウントの Visual Studio への追加で、Free (無償版) の GitHub Copilot を Visual Studio の Chat Window と IDE 全体で使えるようになります。上の画像の右側のウィンドウが Chat Window です。
なお、Visual Studio 2026 にはインストールした時点で GitHub Copilot は統合されているようで、拡張機能の追加などは必要ありませんでした。
少し使って見ましたが、使い方によっては生産性はかなり向上するように思えました。そのあたりは別の記事に書くことにします。
by WebSurfer
28. December 2025 14:28
Ajax Control Toolkit の最新版かつ最終版 v20.1.0 のデモを自分の開発環境で動くようにする手順を備忘録として書いておきます。基本的には先の記事「Ajax Control Toolkit 17.1.1 デモ」の v17.1.1 の場合とほぼ同じですが、入手する .zip ファイルとか、NuGet パッケージのバージョンとか、Visual Studio 2026 を使ったところなどが異なります。

まず、GitHub のページ DevExpress/AjaxControlToolkit の下の方の Assets 欄の[Source code (zip)]をクリックして AjaxControlToolkit-20.1.0.zip をダウンロードします。
ダウンロードしたファイル AjaxControlToolkit-20.1.0.zip の中に AjaxControlToolkit.SampleSite というフォルダがあるので、それを丸ごと解凍して適当な場所にコピーします。

そのホルダには Web サイトプロジェクト形式の ASP.NET Web Forms アプリが含まれています。ただし、そのフォルダ内の bin フォルダには AjaxControlToolkit.dll など必要な .dll が含まれていないので、そのままでは動きません。NuGet から必要なパッケージをインストールする必要があります。
NuGet から必要なパッケージをインストールするには、Visual Studio 2026 を使っていれば Tools > NuGet Package Manager > NuGet Package Manager for Solution... から管理画面を開いて行うと思いますが、そのためにはソリューションとしてアプリを開いていないとダメなようです。しかし、ダウンロードした AjaxControlToolkit.SampleSite フォルダには .sln ファイルは含まれていません。
.sln ファイルを作成するには、一旦、Visual Studio 2026 の File > Open > Web Site... で AjaxControlToolkit.SampleSite フォルダを開いた後、Visual Studio 2026 を閉じると下のダイアログが表れるので、[Save] ボタンをクリックしてやります。そうすれば指定した場所に .sln ファイルを生成してくれます。(ほかにもっと簡単な方法があるかもしれませんが)

その後、Visual Studio 2026 を起動し、File > Open > Project/Solution... で上の操作で生成された .sln ファイルを選んでプロジェクトを開いてやれば、 Tools > NuGet Package Manager > NuGet Package Manager for Solution... で管理画面を開くことができます。

自分が NuGet からインストールしたパッケージおよびそのバージョンは以下の通りです。バージョンはこの記事を書いた時点での最新版です。
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AjaxControlToolkit v20.1.0
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Antlr v3.5.0.2
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HtmlAgilityPack v1.12.4
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Microsoft.AspNet.Web.Optimization v1.1.3
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Microsoft.Web.Infrastructure v2.0.0
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Newtonsoft.Json v13.0.4
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WebGrease v1.6.0
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AjaxControlToolkit.HtmlEditor.Sanitizer v20.1.0
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Microsoft.AspNet.Web.Optimization.WebForms v1.1.3
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AjaxControlToolkit.StaticResources v20.1.0
上のリストの 1 番目の AjaxControlToolkit をインストールすると 2 ~ 7 番目の NuGet パッケージも同時にインストールされるはずです。ただし、バージョンが古いものがあったので最新版にアップデートしました。加えて 8 ~ 10 番の 3 つの NuGet パッケージも管理画面でインストールします。
上に書いた NuGet でのパッケージのインストールが完了するとアプリケーションの bin フォルダは以下のようになるはずです。

自分が上の操作を行った時、何が問題だったのか不明ですが、System.Web.Optimization.dll がインストールされず (.refresh のまま)、実行すると「型または名前空間名 'Optimization' は名前空間 'System.Web' に存在しません。アセンブリ参照が不足しています。」というエラーになりました。
その問題は、関係する以下の NuGet パッケージをアンインストールしてから再インストールすることで解決できました。
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Microsoft.AspNet.Web.Optimization
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Microsoft.AspNet.Web.Optimization.WebForms
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AjaxControlToolkit.StaticResources
最後に web.config を以下のように修正します。
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<trust level="Medium" /> を削除
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siteMap / providers 要素に <remove name="MySqlSiteMapProvider" /> を追加
以上でデモは動くはずです。
(メモ: C:\WebSites2026\AjaxControlToolkit.SampleSiteVisual フォルダにある Web サイトプロジェクト。Visual Studio でそのフォルダ下の AjaxControlToolkit.SampleSite.sln を選んで開けばサンプルが動く)
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Tags: ACT, Demos
AJAX
by WebSurfer
23. November 2025 11:40
2025 年 11 月 11 日に正式版がリリースされた Visual Studio 2026 の Community 版を Windows 10 PC にインストールしました (Insiders と称するプレビュー版は 9 月にリリースされていました)。下は起動したときに最初に表示される画像です。

前のバージョン 2022 からの主な変更点は @IT の「Visual Studio 2026」正式リリースという記事から引用すると以下の通りだそうです。
"Visual Studio 2026では、パフォーマンスの向上、AI駆動開発の進化、ユーザー体験の再設計、「Visual Studio 2022」からのシームレスな移行、IDEとビルドツールの分離が行われている。"
シームレスな移行と書いてありますように、Visual Studio 2022 Community を使っているとその内容を引き継いでインストールされるので、ワークロードの追加等はする必要がなく、インストール後即使えるようになります。(オプションで設定する言語、プロジェクトの場所など細かいところは引き継がれずデフォルトのままになるようです)
テンプレートを使って ASP.NET Core アプリを作成して使ってみましたが、Visual Studio 2022 と比べてソリューションをロードするのが早くなっているのは体感できました。

Visual Studio からの ASP.NET Core アプリを起動して IIS Express または Kestrel でホストし、ブラウザに初期画面が表示されるまでの時間も短くなったように思えます。(測ったわけではないので、気がするだけかも)
一番のウリは AI 駆動開発への対応とのことですが、そのあたりは自分はついていけてなくて、何のことやら分かりません。(汗) 勉強しなくては・・・